落語の噺とネコの話

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help リーダーに追加 RSS 古今亭志ん輔『冥利のゆくえ』

<<   作成日時 : 2008/03/23 18:57   >>

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3月22日 シェイクスピアを楽しむ会(赤坂区民センター)

古今亭志ん輔が取り組んでいるものにシェイクスピア落語というのがある。
普通に考えると、シェイクスピア作品を落語仕立てで聴かせるものだと捉えがちだが、違う。
あるシェイクスピア作品からインスパイアされた全く別の創作落語を披露するというもの。
今回の例だと『ジュリアス・シーザー』が元となる。
『ジュリアス・シーザー』自体は、タイトルとは裏腹に、シーザーにはあまり出番はない。
むしろ暗殺グループの中心人物であるブルータスとその妻の悲劇がストーリーの中心となっている。
志ん輔はこれを、最初の思惑から事態がどんどんずれていく話ととらえた。

タイトルは『冥利のゆくえ』。

噺は小雪という売れっ子芸者が売れない幇間の一八のところに来るところから始まる。
一八は小雪にぞっこんで、小雪はそれを承知の上で言う。
「あたしもいつまでも一人でいるわけではないし、一緒になるなら自分のことを思ってくれる人の方がいい」
とその気にさせ、付け加える。
「ついては借金をどうにかしてほしい」
一八の稼ぎではどうにもならず、諦めていたが、贔屓の若旦那が無尽に当たり金の使い道を探しているという。
一八は若旦那を取り込もうとするが、一八の他にも同じような申し出を受けていた人がいて……。

最初は、『文違い』のような騙したつもりが騙されてという噺かと思ったが、違った(小雪は自分本位なところはあるにしても悪人ではない)。
一八ともう一人が事態を自分の都合のいいように考え、そのずれが笑いを生むという構成である。
ただ、『ジュリアス・シーザー』からイメージするものがこれかという違和感はある。
あまり、難しく考えなければ、これはこれでいいのかも。

休憩の後は、定番ネタの『井戸の茶碗』。
やはり、こちらの方が安心して聴いていられる。

なお、昨年のこの会ではゲストが東京ボーイズであった。
個人的には、リーダーのいる形での東京ボーイズを見た最後の機会であった。
足をひきずっていて具合が悪いんだなと思ったことを、思いだした。

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