落語の噺とネコの話

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 『赤い部屋』

<<   作成日時 : 2006/12/02 12:39   >>

トラックバック 0 / コメント 0

乱歩作品の落語化。

今年の8月の末日、池袋演芸場にて、柳家喬太郎独演会が開催された。
そのときに、『赤い部屋』なる作品がかけられた(余談だが、同日、喬太郎はこの会の後、落語研究会で『牡丹燈籠』を演じている)。

これは、江戸川乱歩の不気味な短編である。

ある秘密クラブ。
少々の刺激には物足りなくなった連中が集まり、自分の異常な体験談を語るというもの。
演出効果を高めるために、部屋全体を赤い布で覆っている。
そこで、新入会員が語り始める。

私は世の中のたいていのことに飽き飽きしてしまいました。
そして最後に残された刺激を発見しました。
それは、殺人。
しかも、証拠の残らない殺人。
私は、現在までに99人の人を殺しています。

詳しく語られる殺人の数々。
この話はどこにいってしまうのだろうか。

ただし、最後にはオチがある(いわゆる落語的なオチではない)。

喬太郎がこの噺をかけるのは、初めてではない。
2004年に乱歩の作品をいくつも落語化するという企画があり、そのときに手がけたものの再演。
そのときには、三遊亭白鳥の『人間椅子』なんかもかけられていたようだ。

乱歩のこの手の作品は、不気味さが先行するので、朗読ならともかく落語には向いていないと思われている。
ただし、2004年の初演以来何度か演じられているようなので、いわば珍品として重宝されているのかもしれない。

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文